きらめき 綴り

困難を抱えた子どもたちと、日々格闘しています。その中での心の煌めきを大切にしています。

カマキリの君の奮闘。

カマキリの君が再登校を果たして1ヶ月が過ぎました。

毎朝みんなと同じ時間に登校した一週間。

ちょっと疲れて休みたくなった1日。

学校に復活したら、頭の中から療育が消えかけた数日間。

段々朝が起きられなくなって遅めの登校になったり・・・。

半年ぶりの生活の大激変で混乱も見え、紆余曲折しましたが、お母さんとも学校とも連携してみんなでバックアップし、新しい生活スタイルが少しずつ軌道に乗り、落ち着きも出てきて集団に適応する行動も増えてきたようです。

 

「クラスに入って給食食べられるようになったよ。」

「別教室で、捕まえた虫の絵を書いたよ。」

「カマキリと、エサのバッタ、たくさん捕まえたから見て~」

など、かわいい報告が聞けるようになりました。

 

徐々にクラスの活動にも参加しだしているそうです。

明日からは10月。各地の小学校で運動会が開かれますね。

カマキリの君も、この頃練習に参加しているんですって。ダンスも覚え、楽しみにしているみたいです。全体練習なんかもあって疲れるよね。

背中、少しさすってあげよう。

この頃のお子さんたちは、とても疲れていて、背中がコリコリ、グリグリ、カチカチのお子さんが多いです。みんなゲームのしすぎもあるけど、学校で頑張っているんです。

「背中、カチカチやで」と、呟いたのはカマキリの君。自分で知っていたのですね。背中が限界になっていたことを。

大好きな友だちが1人いる学校。

ホントは勉強も友だちも先生も好き。

広々として、校庭には虫がいっぱいいる学校。

 

本当に必死にみんなの元に還ろうとがんばっています。

 

運動会で、輝いてくれるといいな。