そういえば、「運気が〜」に書いていた車の事故の件ですが、来月でなんと1年になる、という頃になってやっと決着がつきました。
少し変わった形状の道で、私は後ろから追突された側で、相手は前方を全く見ていなかったとのことで、その事についてしっかりと双方で確認して警察にも話し、保険会社にも同じ説明をしますよ、と念押ししたにも関わらず、蓋を開けてみれば、相手の保険会社から7:3で私に過失があるという見解を出されまして、納得がいかないとずっと主張していました。
でもあれですね。今回本当に実感したんですが、保険会社というものは非常に忙しいんですね。ほら、あれですよ、ビッグ〇〇〇〇関連で、一気にその忙しさが加速した時だったんじゃないでしょうか。
私側の保険会社の担当者でさえ、とにかく最初から早く終わらせたくて、初回から「弁護士を入れることになったら費用がかかりますよ、損失が変わるわけじゃないので、合意したほうが早く終わりますよ」
と言ったのです。しかも、超早口で被せ気味で威圧感出しまくりで。
弁護士を入れて話し合いたいなどと、一言も言っていないのにです。
え?あなた、私の担当者では?と耳を疑いました。
言ってる意味は分かるけれど、それは初っ端から言うことではないのでは?
これには私も憤慨しまして、代理店でもあるディーラーの担当者(20年来の)に相談しましたら、その担当者も一緒に憤慨してくれまして。熱心に保険の担当者とやり取りしてくれていました。保険には、代理店担当者もいるんですね。その代理店担当者も憤慨して一生懸命私担当者に言ってくれまして。
その甲斐あって、私担当者は調査員をつれて事故現場まで見に来ることになりました。
そこで初めて私の主張の正当性を認識してくれまして、そこからはガラリと人が変わったように親身に相手側と交渉してくれるようになりました。
保険って、これまでの前例のパターンから、このパターンの時はこう、と割と決めていますよね。でも、道の形状が、特殊な場合、やっぱり現地を見に来ないと分からないことってあると思うんです。
でも、現地を見に来る保険会社と来ないで地図やグーグルマップなどから検討する保険会社もあるんですね。相手側は、後者だったのです。
その上、相手側の保険会社の担当者が、とんでもなくたちが悪く、真っ当な返事が返って来ないのです。
やいやい言うなら、7.5:2.5にしようか?という有様。はぁ?です。
その見解の根拠を示せ、とうちの担当者が何度も何度も催促しましたが一向に返事が来ず。
ここで、色々と担当者とも相談し、こんなに態度が悪い人は当たったことがないので、通常ならそういう事はしないのだけど、と釘を刺した上で、相手の保険会社の上席に電話で直接窮状を伝え交渉してくれたのでした。そこまでしても、変化したのは7.5:2.5が7:3に戻っただけで。相手側の担当者も担当者なら、その上席も上席だな、これはその会社の体質というやつだろうか?と不信感ばかりが募りました。
事故当時立ち会った警察ですら、「どっちが悪いかっていうのは保険会社と話し合ってね。僕たちは事故があったよって証明するだけ」って言ってましたよ。事実を知っている警察ですら保険会社任せなんです。
異議があるなら裁判を起こして自分で主張しないと信じてもらえないなんて?
ここはアメリカ?
怖い世の中です、、、。
そうして、気付けばもうすぐ1年が過ぎようとしていたのです。
私の車はすでに修理を終えていて、損害額も確定しました。相手の車もようやく見積もりが出ましたが、私の車が前方左の角だけ(前からぶつかったのではなく、後ろから擦られた形の凹み)に比べ、相手の車は後ろから当たりながら横をすり抜けて行ったので、右側面を前から後ろまで一直線に擦っているわけで、金額にして私よりも30万近く高くなります。
当てられたのに、7:3だと、ダントツこちらの賠償額が高くなります。そして自己負担金もあり、保険料も高くなる、、、。
いくら保険を使うからといっても、こんな理不尽なことがあるでしょうか?
ディーラーの担当者が言ってました。
「こんな事、いっぱいあるんですよ。おかしいよね。おかしいんだけど、みんな、めんどくさくなって、結局諦めてしぶしぶ受け入れてるんですよ。」って。
これを聞いて余計に憤慨です。そんなことってあります?
保険会社が「黒だ!」っていったら、事実は違うのに、黒にさせられてしまうなんてことがあるなんて、怖すぎませんか?
自分は悪くなくても、保険会社の見解に異議があっても、泣く泣く諦めなくてはならないなんて、どう考えても納得がいかなくないですか?
それでも効率化が善とされる今の世の中、「納得がいかない」と渋っていることすら嫌悪される風潮すらあります。やいのやいのと担当者と何度もやり取りすることの方がコストかかるわ!という意見もあるかもしれません。だったら納得いこうがいくまいが、淡々と保険会社に任せて、決着をつけた方が賢くて大人、という目もひしひしと感じ、プレッシャーすら感じました。
でも、何度も考えたって、おかしいんですもの。おかしい事を、おかしいと言って何が悪いのか、、、。
と、言いつつも、徐々にバカバカしくもなっていくもの。
「きらめきさん、あっという間にそろそろ1年を迎えますね。依然として相手側からは誠意のある対応は見られませんが、どうされます?」と保険の私担当者から連絡を受け、、、
もう、ここまでしてダメならさすがに私も、もうええわ!と諦めるしかないかという境地になりはしました。
でも、それが相手の戦略だったりして?(笑)
そう思うと、やっぱり気持ちの悪い感情は残ったままです。
「この理不尽な主張を嚥めば、相手側の保険会社の思うツボなわけでしょう?
保険会社にとっては多くの案件の一つに過ぎなくて、あなた達私側の保険会社にとっても、私の案件で損失が出たとしても、他の案件で逆に取り返せばいいや程度のものかもしれないけど、こちらは修理にも出さなくてはならないし保険料も高くなるしで踏んだり蹴ったりでしょう?その上、過失割合まで7:3でこちらが割合が多いなどと、どう転んでも納得はいかないのは今でも同じ。
それを受け入れるということは、悪くない方でも泣き寝入りをするということ。
ゴネ得したことと同じになる相手の保険会社は、強気で知らんぷりを通せば自分の側が有利になると誤学習し、私がこの条件を嚥むことで、将来また、「その時の私」か「他の誰か」がまた同じ目に合うかもしれないんだよね?私は私自身の判断した決定により、将来の自分を苦しめることになるかもしれないんだよね?
そう思うと非常に腹立たしい気持ちではある。
なんか、知らない間に保険会社が力を持って、怖い世の中になったよね〜。」
と、私の保険の担当者に話しました。
この時点で、この私の保険の担当者も、相手側の保険担当者に相当腹が立っていたようです。
初めは「他人事」だったのが、いつの間にか「自分事」になっていたんですね。
私担当者は静かに私の話を聞いた後、こう言いました。
「それでは最後にもう一度だけ交渉してみます。5:5でどうかと」
と。
そこまでしてダメなら諦めましょうと相談し、交渉を続けてくれたところ、、、。
なんと急展開があり、5:5で折り合いがついたのです。なんじゃそら?
でも、これには素直に喜びました。
決してこちらの来期の保険料が安くなるわけでも、過失割合が3:7に逆転したわけでもありません。実質私が被る負担は何も変わりません。
でも、もう無理だと思っていた最後の最後で同等の5:5になったわけですから。
詰まっていた局面が一気に流れ出し解けだしたのです。
もうこれで充分だとスッとした気持ちになりました。
粘った甲斐があったのですもの。
夫が帰ってからそのことを報告しました。
何だか、黙っています。
どうしたのかしら?と思い、待っていると
「粘った甲斐があったね。
僕にはそんな交渉はできない」
と呟きました。
「でも良かったね!」
とも言ってくれました。
「ありがとう😊」
私は「ふふん♪」
と今、ご満悦です。
たった1人が粘ったくらいで、この世の中の効率化の流れは変わらないかもしれません。
保険会社が力を持って、何だか偉そうになっている流れも変わらないかもしれません。
でも、泣き寝入りを続けていたら、「それで良し」とされてしまうのです。
やっぱり、一人一人が立ち止まり
「おかしなことは、おかしい!」
と毅然と立ちはだかれば、世の中はまた違った方向へと流れを変えていくかもしれませんよ。
ああ、そうそう。
ディーラーも言ってました。
その相手側の保険会社、他の件でも対応が悪いそうです。
〇〇〇い生命です。