きらめき 綴り

療育アドバイザーとして活動しています。日々の心の煌めきを大切にしています。

人生、初の、、、。

市の方針で、私ともう一方の2人で講師を務めていた幼児親子体操教室が今年度を持って終了した。

30数年の歴史だったらしい。

コロナ禍で、丁度今幼児にあたる層が激減しているらしいから、元々絶対数が少なく、前から教室削減の対象になっていた。

私に話が来てから、それでも利用する親子数は増えたけれど、ここで一旦区切りをつけるのだろう。

市の担当者も、顔ぶれがどんどん変わり、昔のことやしがらみなど知らない世代になっているそうだ。

そんなこんなで、私は1年しか携わらなかったが、この1年の間、当日の朝ぎっくり腰になろうが、膝を12針縫おうが、声が枯れようが、足が痛かろうが、1度も穴を開けること無く、務めることが出来て、何よりホッとした。

1年だけの私でも、溢れんばかりの想いがあるのだから、この長い教室の歴史の中の20数年を務めた相方の先生の想いは、いかばかりか。

かなりハードな運動量に加え、毎週器具を用意するのも重労働。一枠45分や1時間の中で、子どもたちを楽しませ、保護者を満足させる内容を繰り広げるには、相当な体力と精神力を必要とする。

幾ら若かったとはいえ、よく20数年も、やってこれたなと、その部分は尊敬に値する。(相方と私は全く同じ生年月日。) 

それが、教室が終了すると体育館から告げられてから、少し様子が違ってきていた。

いや、いつもと何ら変わらない笑顔で、変わらないバイタリティで、進行していくのだが、今までなら大ベテランとしてあり得ないところで、ダンスの振りを間違えたり、4番まである振りを3番で終わりかけたり、用意するものが抜けたりするのだ。

その様子を、何事もなかったかのようにカバーして、繋ぎ進行させていきながら、考えた。

 

うんうん、分かるよ。

こういうことってあるよね。

自分では恐らく意識していない、逆に気合入れなきゃ、と思っていても、緊張というか気合の糸がプツンと切れると、制御不能になることが。

気が抜けてしまうってやつ。

仕事をしてきた中で、そういう状態になった人をよく見かけてきたし、実際に自分自身も陥りかけたことがあった。

こんな時ほど、うっかり怪我や事故を起こしやすいから、私は自分でこれはイカンと思ったら、鼻から何度も素早く吸ったり吐いたり酸素を取り込み、脳を覚醒させ、バンバンと太ももなどを叩いて気合を入れなおすようにして立て直してきた。

 

マットを積み上げた重い台車を動かしたり、大きな器具を棚から降ろしたり、跳び箱を運んでいるときなんかに、集中力が切れていると事故を起こしかねない。

子どもとぶつかってケガをさせてもいけない。

事故やケガで、最終日を迎えられないなんてことになれば、悔いが残る。

まだ数回残っている教室を無事に終える為にも、「こんなミス、今までならあり得ないよね。気が抜けてしまってるかもしれないね。こんな時ほど危ないから、事故やケガをしないようにお互い気を引き締めてがんばろう」と相方の先生に伝えた。

それまで珍しく、ふわんとしていた相方の表情が引き締まるのが分かった。

 

その幼児親子体操教室も、先日フィナーレを迎えた。

 

長年、教室を引っ張ってきた相方の先生に、やっぱり花束を渡してあげたい。ピンクとパープルを基調として、春らしく華やかな花束をと花屋さんに注文した。

終わってから一緒に食べるお菓子も用意した。

あとなんか、お餞別として、ちょっとしたものでいいから渡せないかなぁ、、、。と思案する。

そうだ、私が数日前に買った、好きな香りと同じ物を贈るのはどうだろう?部屋や玄関、好きな場所に置けるやつ、、、と夫に相談したところ、アロマ好きの夫の目がキラりん✨

 

「それなら、作ればいい♪」

 

げげ、出た、、、(汗)

つ、つくる?

夫は精油を調合して香りから作れば?とアドバイスしてくれた。

調合して、どうしたらいいのよ。

石鹸?キャンドル?

ミツロウなら僕持ってるよ。

ミツロウって何よ?

石鹸だとどうなるの?

純石鹸があるといいんだよ。

アロマジェルなんてどうかな?

肌に塗るのはちょっと怖いよぅ。

と議論が進む。

私は石鹸でもキャンドルでもいいけれど、ちょっと置物や飾りとして置いてもらえるように、ドライフラワーを飾りとして使いたい!とイメージが膨らんだ。

それ以上は、ちょっとどうしたらいいか分からないけど、取り敢えず材料調達に行こう!と闇雲に出発。

何軒もハシゴしたが、なかなか良いドライフラワーには当たらず、最後のお気に入りの店で、何とか手に入れることができた。

そういえば、クリーム色の大きい蝋燭が家にあるよねぇ。それを溶かしても出来るのかなぁ?

できるできる!

ということで、帰宅し、晩御飯をたべおわったのが8時ごろ。

 

え?蝋燭溶かして、また固まるのに何時間?

2時間だって。夜中になるじゃん。体操教室明日なのに。

また徹夜?

と、いやな予感がしながらも、行き当たりばったりのアロマキャンドル作りが始まりました。

 

ところが、私が作りたかった、キャンドルの表面にドライフラワーが散りばめられたのって、結構難しいことがわかりました。

透明のキャンドルならいいけれど、家にあるのはクリーム色だから、結局ドライフラワーが見えなくなるんですよね。

おっと、これは危険だぞ?作戦変更しないとドライフラワーが台無しになっちゃう。

と、何度もやり直し。

その間に夫は電池が切れて夢の中へ。

 

さあて、どうしたものか、、、

思案しながらゴソゴソ。

そうだ!透明カップを型に利用しようっと。

と、手ごろな型を見つけ、溶かした蝋にアロマオイルを足し、注ぎ入れました。

少〜し表面に変化が見られるところでドライフラワーを飾ります。

これも何回も手直し。

途中で、目が覚めた夫が見守る中、

やっと、やっと、出来ました!

人生初の、手作りアロマ・キャンドル!

容器から出せば、ハイ、この通り。

この容器、お弁当カップが入ってやつ。

因みに香りはラベンダーです。

調合は、好き嫌いがあるのでやめて、シンプルに。

疲れた体をリラックスしてもらえるようにラベンダーにしました。

時計を見たら夜中の2時。お風呂入ったら4時。またお決まりのコースじゃん、寝不足じゃん まぁ、いつもの事か。

と、睡眠4時間で、最終日に向かいました。

どうでしょう?初めてにしてはまあまあかな?

相方には、一応、部屋に飾ってね。火をつけたら、ドライフラワーが燃えたらあかんし、と伝えました(笑)

 

まさか、私がアロマキャンドルを作るなんてなぁ。

難しかったけど、結構面白かったなぁ。

そういえば、私、物作りも意外と好きだった!

よぉし、これからも作るぞぉ〜!

 

相方は、「凄〜い、いい香り〜」と喜んでくれました。

(完)