昨日、夕方、トロントから無事帰国。
約30年ぶりの海外旅行。
私たちの旅行らしく、やたらと移動距離•時間の多い、大冒険の旅行となった。
英語の話せない私は、空港では入国審査が最初の関門だったが、コロナ禍でも大きくシステムが変更されたんだなと驚く。
人との非接触化•自動化が進み、あの入国審査官の厳しい表情に耐えながら、「sightseeing」と答えなければならない緊張と心配は全くの杞憂に終わる。
こんな簡単でいいの?と、ニヤリ。
その他にも、搭乗手続きなども空港にある端末からスピーディにでき、荷物の預け入れも手荷物の審査もあっという間に終わる。
7年ぶりの夫も、空港の激変ぶりに唖然としていた。
でもその反面、私は事前にESTAの手続きをオンラインで済ませて置かなければならなくて、その分では手間が増えていた。
2009年からは渡米の際には事前にESTA(電子渡航認識システム)を搭乗72時間前には済ませて置くことが義務化され、済ませていないと搭乗できないそうだ。
夫は日本とアメリカのどちらも国籍を持っていて、このESTAの必要がない。にも関わらず、知らない間に夫が手続きを進めてくれていた。
パスポートは期限が切れているので、2人ともが新規で取得する必要があったし、国際運転免許証の取得もあったので、併せて申請はオンラインでするのは、私の様な英語は苦手、渡航の経験も少ない人にとっては、逆にハードルが高くなっているのかもしれないと思った。
今回、それぞれの申請の為に何度も自撮り写真を撮らなくてはならず、それだけでも結構な手間だった。
でも、私の手間はそれくらい。後は全て夫が済ませてくれて、私はただただ、横で要請を待つだけで、申し訳ないくらい何の苦労もなかった。
行きは関空までJR。大阪駅では環状線のホームに降りるエスカレーターや階段が押すな押すなの大混雑。そうか、万博へ行く人々で、今大阪はこんなになっていたのかと初めて目の当たりにして呆然。余裕を持って家を出ていて本当に良かった、、、。
渡航する前から、JRの車内は人種の坩堝と化していて、それはそれは国際色豊かだった。

(関空内)


(行き交うお仕事の車が可愛い)

(働く人々)

後にまた記載すると思うけれど、トロントでは空港から宿泊先へは直接向かわず、30分ほどかけた所へ、この旅行での移動に使う車を借りる場所までTAXIで移動。

(トロント空港内の自販機)

これも、今はUberTaxiが盛んらしく、初めは電車での移動を宣告(笑)されていたけれど、夫がこのUberTaxiを試したいとのことで、空港到着後、アプリから呼び出しを試みていた。
帰りはこのUberが活躍してくれたが、行きはうまくUberと繋がる前に、別のTaxiが私たちがポツンとしているのを見つけ、ピックアップされ、乗車することに。

(トロント空港のロータリー•Taxi乗り場)
この展開、私には嫌な予感しかしない。でも成り行きでというか、ドライバーの積極性に流されるまま乗ったが、目的地がやや距離があったことなどを口実に、少し割高の料金になってしまった。ここは、やはり、Uberを待つ方が安全で楽だなと悟る。
帰国時は、早朝6時半には宿泊先を出て、借りた車を返すべく、約2時間かけて高速道路を走り返却場所へ。
そこからリベンジで空港までUberTaxiを予約した。
この時も、車の返却場所に到着するのが約束の時間を少しすぎた為に、事前予約していたTaxiの姿がない。
ちゃんと遅れることを走りながらも連絡し、待っていると返事があったのに、1、2分遅れたからか、既に去ってしまったようだ。
途方にくれかけたが、私がバスでの移動手段を検索している間に夫が再びUberに挑戦。
幸運なことに、別のTaxiが2分で来るという。2分!と、その短時間に驚いたが、本当にすぐ登場して、ホッと胸を撫で下ろした。
アプリ上で行き先も決済も完了している為、ドライバーによってはほぼ喋らずともスムーズに利用できる点が良かった。
各所での支払いには、Revolut(レボリュート)というネット銀行のスマホ決済が活躍した。
これも渡航直前に夫が見つけ、お互いのスマホに導入してくれた。
今回、夫は多忙にも関わらず、事前の手続きも含め、現地でも限りある時間の中で刻々と変わる状況の中、ハイスピードでパソコンやスマホを駆使し、切り抜けてくれた。
それはかなりの負荷がかかっていたことと思う。
私はというと、全ては夫に託し、成すすべもない。
片道12〜14時間の搭乗時間では、行きも帰りも映画を楽しむ気楽さだ。
字幕はなかったが、吹き替え版で大好きな「ワイルド・スピード」のシリーズで、まだ見ていない作品を何本も見漁り、真逆の「Barbie」も観た。
その中でも「ワイルド・スピード スカイミッション」で登場する、ラムジーという凄腕の女性ハッカー。このラムジーが開発したゴッドアイという自動追跡システムを巡り、ドムのチームと共に激しい攻防を敵と繰り広げながら高性能コンピューターを駆使して危機を乗り越えるシーンが印象的だ。
このラムジーと、ハードスケジュールの中、広大なアメリカとカナダでハイスピードでネットワークを駆使してこの旅を切り抜けた夫の様子が、私の中で重なった。
「まるでハッカー」だね、と伝えると、夫はビミョーな表情で困惑していたので、
「褒め言葉だよ」と付け加えておいた。
またゆっくり旅のことを書けたらと思う。
今はとにかく、行き帰りと滑走路に無事に飛行機が着陸する毎に、安全に操縦してくれたパイロットの方々に感謝の気持ちで一杯だ。
(自動操縦かもしれないが)
夜は真っ暗。
帰りは自転に逆らうからかずっと昼間で燦々と空に照る太陽。
視界の見えない雲の中。
そんな目的地の見えない大空を、あの巨大な飛行機を操縦し、目的地に到着できることと、その飛行機がなぜこの沢山の人間と荷物を乗せて、空を飛んで移動できるのか。
ずっと、ずっと、窓の外を眺めながら不思議に駆られていた。



(トロント上空)



