なんて。
そう書くと、かっこいいですが、実際に買ったのは夫です。
今住んでいるのは分譲賃貸でしてね。息子や娘や認知症の母や、誰が来ても良いように、少し広めの部屋を借りていたのですが、家賃が高めですし、息子とも世帯分離をしますし、ここにいる必要もないしね、それに貯金もしないとね、ということで、いっそのこと、今の半分の家賃になるくらいのところに引っ越そうと、この1年ずっと探していたんです。
初めは賃貸を探していました。
だけど、駐車場も借りるとなると、結局そんなに今と大きく変わらなくなっちゃうんですよね。
で、いっそのこと、買った方がいいんじゃない?と。
でもこれが難航しましてね。
夫は会社の近くがいい。
私は南海トラフが怖いので、少し山側に後退したい。
そうなると思い切ってだいぶ田舎行っちゃう?
いやいや、それは行きすぎでしょう、、、などなど。
特に私は阪神大震災経験者でもありますから、やれ地盤はどうか?ハザードマップは?建物の構造は?と、あれこれ気にかかります。
ある不動産やさんに行った時など、チラッと構造が気になる、と言ったらですね、30歳の担当者に「は?構造?」みたいにややギレされまして。「構造なんか気にして買う人いない」って言うんです。
いやいや、中には気にする人いるでしょう?一世一代の買い物ですよ?それを「構造なんて」とは何事ですか。思わず、「上を出せ!」と、言いそうになりましたよ。
色んな不動産やさんにお世話になりましたけども、それはそれで大変勉強になりました。
今って、不動産やさんは、どこも若い人が中心なんですね。26歳あたりが一番多かったです。それだけ大変だから、中間の人が辞めてしまうのでしょう。それで、同じ若くても、偉そうにする人、初々しくて凄く印象の良い人、勉強熱心な人、誠実な人、と、色んなタイプの人がいるものです。
いい人たちと出会えたのは良かったな、と思えました。
でも肝心なのはお金です。
あまり高くない価格の家を選べば、ローンを組むと月々の家賃は賃貸よりもぐっと下がります。でも初期費用が必要ですから。
手元にある程度まとまった額がないといけません。
そこで、アメリカに行ったわけなんです。
夫の持つ口座がアメリカにあったんですね。ところが色々と訳がありまして、休眠口座になっていて、オンラインでアクセスできなくなっていたのです。これは現地に行かないと埒が明かない、ということで、それが一番の目的で飛んだわけです。
ところが、あのお洒落Bunkerがちゃんと再びアクセスできるようにしてくれたにも関わらず、帰国すると日本からアクセスできなくなっているではありませんか。
この銀行、調べたら悪名高き銀行でして。といっても、詐欺対策でセキュリティが厳格過ぎて、なんでもかんでも詐欺認定して、本人なのに国外には出金してくれないって方の評判で。
これには参ってしまって。来る日も来る日も夫はアメリカに電話をかけていました。あの手この手でチャレンジするものの、すればするほど警戒されるという悪循環。
家が見つかっても、初期費用が足りなければ買えません。
目標は年内に引っ越す!だったので、刻一刻とタイムリミットも迫ります。
そんな時でした。
なかなかこれ!と夫と私の意見が合う家が見つからない中で、ヤケクソ気味に私が「これなんてどう?」と他の物件を見に行った帰りに、サイトを検索していて目にとまった家を夫に提案してみたんです。すぐ近くだったので、場所だけでも見てみるか!となりました。
するとどうでしょう。外観&庭や駐車場まで、申し分ないではありませんか。
ここまで来たらダメ元で不動産やさんに聞いてみよう♪ってことで、初めての業者に「今、物件の目の前にいるんです!」って電話をかけたところ、今すぐ行きます!って。ラッキーでした。
30分ほどして、またまた26歳の担当者(若っ)が駆けつけてくれまして。鍵をあけてくれたのです。
一歩入ったその瞬間。
玄関の正面の壁紙が、夫と私、一目で気に入ってしまったんです。最近のリフォームされた家ってね、どれもこれもみんな真っ白ですね。内装が。真っ白は好きなんです。今の家も真っ白ですし。でも、その家は少しだけグレイッシュで、あっさりした格子柄で。落ち着いた雰囲気だったのです。
リビングも、個性的でして。一番大きな壁には落ち着いた綺麗なグリーンの壁紙が。そして台所のシステムキッチンも同じく落ち着いたグリーン。
決して築浅ではありませんでしたが、中はフルリフォームがされていて、どこも気になるところがありませんでした。
特に、家の周りに余裕があって、ほぼ正方形の土地の中心に家が建っているので庭や駐車場にスムーズに行き来ができました。流れが淀まないところが何より良かったのです。
車も希望通り2台停められます。自然が近くで窓からも見えます。
庭に洗濯物を干す家や、ベランダに庇が無い家が多かったのですが、その家にはベランダもあり、庇もありました。しかも、一階の和室の外にもルーフがついていて、そこでも洗濯物を干すことができます。
庭もそこそこ広く、前に住んでおられた老夫婦が、そこでバラを大切に育てておられた、とお聞きして、余計にここでいいな、と思えたのです。やはり、住んでいた方が大切にされていたという想いが家には宿る気がしますから。
急に意見が一致して、これは買いたい!となったのですが、肝心な初期費用分のお金がまだ手元にありません。
26歳の担当者がずいぶん親身になってくれまして、あれこれ模索してくれて、とにかくお金はあるのだから、調達できるまで、可能な額で良い、ということになったのです。
なんか、売り急ぎたい理由でも?と勘ぐりましたが、それは大丈夫だったようです。
なんだかわからないけれど急に可能性が出て喜ぶ私たち。
そうこうする内に、あれほど苦戦していた銀行のお金が、出金ではなく、第2の銀行口座にチャージならあっさりと移せることが分かったのです。
他にも何かと壁が立ちはだかったのですが、どの壁も、不思議と、するん!と消えていくのです。
上手く行く時って、こんなものなんですね。ほら、あれですよ。いつもの、私の、際際になって運が拓けるってパターンです。
晴れて契約にこぎつけた日。なんと、息子の引っ越し先も同時に契約日となったのです。
凄くないですか?
息子の部屋探しも難航しましてね。本当に決まるだろうか、とハラハラしどうしだったのに。時間はかかりましたが息子が決断したのです。
午前中は息子の契約に立ち会い、夕方には夫の契約に立ち会いました。
そうそう。私、療育の仕事では、子どもたちの親御さんと契約を交わすことも仕事の1つでして、重要事項説明書も嫌と言うほど読み、ご説明してきていまして。宅建士さんから重要事項説明書を説明されていると、何だか楽しくなってしまって。それに、ただただ、ウンウンと頷いていると、分かっていないと思われて、大事なところをスルっといかれたりするじゃないですか。そういうのは嫌なので、引っかかるところや、確かめなければならないところは全て突っ込み、聞き、確認したんです。
宅建士さんも「一生懸命調べてきたのでご説明のしがいがある♪」と言ってくれましたけど、恐らく大変だったことでしょう。3時間かかりましたもの。
療育の契約でもそうですが、皆さんただただ、頷いて聞いていませんか?契約書や重要事項説明書は難しい言い回しで書かれていますが、隅々までしっかり聞いて、どういう意味か不明なところは確認しなければなりませんよ。
不動産やさんから、きらめきさんが過去一突っ込んだお客さまです、、、と言われました(笑)はい、とても楽しかったです。
昨日は夫が選んだ引っ越屋さんの見積もり日。夫が選んだ業者さん、偶然にも前回頼んだところと同じでした。その時の営業さんが特に良くて私はとっても気に入っていました。
チャイムが鳴って、出てみれば、なんと前回と同じ人でした!(笑)
はい、もう即決です。
そういう訳で、めでたくマイホームを手に入れました。夫が。
引っ越しは来月。息子も来月。
忙しくなりそうです。