年度末。
きっと、多くの方がお仕事の総仕上げに追われるこの時期。帰宅が夜遅くになることもあるでしょう。
私ももれなく、そんな中の1人です。
昨日は帰途についたのが真夜中近くになってから。
車通りも少なくなった国道を、ヘッドライトで照らしながら走りました。高台に上がる坂道に入り、車体を傾けながら上りかけた時、街路樹の桜が、月夜に照らされて浮かび上がりました。
朝は気がつきませんでしたから、まだ咲いたばかりなのでしょう。満開には程遠く、本当にひっそりとそこに佇むように咲くその姿が、あまりに美しく、締日間近のカウントダウンに疲弊した心と身に染み入るようでした。
どんな時であっても、心を平常に保つ一筋の光というものはあるものですね。