３月は卒業シーズン。
私の元に来ているこどもたちも、今年は小、中、高、合わせて10人近くが学校を卒業されました。
一人一人、卒業おめでとうのメッセージカードを渡していて、そんな時は周りのこどもたちからのお祝いの言葉も伝えてもらうようにしています。
その日はたまたま、去年の11/22に書いた「友情」そして、11/23の「友情に変わるまで」に出てくる女の子二人が揃って、来ていた。
お互い、この３月に小学生を卒業した。
先に卒業していた☆☆さんから、17日に卒業した女の子へメッセージが贈られる番になった。
「◯◯ちゃん、おめでとう！
◯◯ちゃんは、私の大親友です♪」
☆☆さんの５年来の気持ちは、11月にやっと◯◯さんに届いたところ。その２人はそれ以来、ゆっくりと友情を育ててきていた。育てる、といっても、気持ちを言葉にするのが、そう得意ではない彼女たち。集まる時にはひっそりと隣同士で座っている、というくらいだ。
でもきっと、それぞれが活動している時は、その姿を心の中で応援していたのだろう。同じ空間にお互いが「いる」という、その空気感。それだけで満足だったのかもしれない。
11月の「開通」から４ヶ月を経て、先の「大親友」という言葉に表されたように、二人の関係は育まれ、進化していたのだろう。
「ありがとう❣️」
少しはにかみながら、でも今回はしっかりと☆☆さんの気持ちに気づき、自分からそう返すことができた◯◯さん。
こどもたちの心の襞が、また一つ増えた瞬間に立ち会えた。
