きらめき 綴り

困難を抱えた子どもたちと、日々格闘しています。その中での心の煌めきを大切にしています。

マイナス3℃の贈り物。

朝 6時30分。

外はまだ暗い。

昨日からの寒波で、雪は多くは残ってないけど、外気は刺すような寒さだ。

車のフロントガラスに雪は乗っていないけど、凍りついている。バリバリと音を立ててドアを開ける。窓ガラスには、可愛い結晶がちりばめられ、外灯の光が当たってキラキラ光る。

そろそろと車を発進させた。さすがに路面は凍結している。

坂から下を見下ろすと、まだ山を越えずにいる朝陽の光がうっすらと差す空の色と家々の灯りが、夜景よりもずっと煌めいて見えた。

国道に出ると、すでに複数の車のテールランプが重なり合っている。もうこんなにも動き出している人たちがいる。狭い日本なのに、8時や9時の始業に間に合うようにこれだけ早く出ないといけないなんて、などと考えながら、私も進む。

 

空が白々と明けていく。明かりの灯る家が増える。さっきよりも柔らかい光が回りを包みだし、家の明かりと溶け合って、余計に綺麗だ。

 

このところ、夜明けの空を見ていなかった。

毎日色々な出来事があるはずなのに、久しぶりにみた夜明けの空が新鮮に見える。心にときめきを与えてくれた。

 

川を越えようと橋を渡りかけると、遠くに冬の雲が一本の綱のように繋がって、どこまでも細く伸びていた。

私は冬の雲が好きだ。夏の入道雲よりも、秋の鰯雲よりも。険しくもあり、ロマンティックでもあるからかもしれない。重厚で、ドラマを感じる。

 

たまに、夜明けの空を見るのはいい。

心の疲れがリセットされる。

 

マイナス3℃の贈り物。