きらめき 綴り

療育アドバイザーとして活動しています。日々の心の煌めきを大切にしています。

レジェンド &バタフライ。撮影にも使われた妙心寺。

西の御所とも言われる妙心寺には、八方睨みの龍の絵、雲龍図だけでなく、数々の映画のワンシーンに使われた場所がたくさんあるようです。

私は雲龍図を見ることが目的で、この妙心寺を訪れたのですが、拝観料が大庫裏とセットだったので、なんとなく、せっかくだから見ておこうか、という感じで薄暗い廊下を進んだのですが・・・。

おもむろに壁に《レジェンド & バタフライ》のポスターが。

なんだか不釣り合い。こんな趣のある、不必要な物が何も無いような場所に、なぜ?と思い見ていると、この先にある場所が撮影に使われたとありました。

 

急に関心が出た私。

どれどれ?どこどこ?と見渡しました。

黒光りした幅の広い廊下。向こうの日本庭から入る光が眩しく、目が慣れるのに少しばかり時間が必要でしたが、徐々に慣れると右手の壁には城にあるような刀掛けや、格子戸がありました。勿論昔は障子が貼られていたのでしょうね。

撮影は、この大庫裏でされたようです、

確か1度に200人分の食事を作ることができるとあったような気がします。

昔は炊飯当番の者は、この釜戸のそばにある小さい小部屋で4人が雑魚寝しながら火の番をしていたそうです。

前にも書きましたが、この日は小雨がぱらつく肌寒く、靴下一枚では足がかじかみ、辛かったです。でも当時このお坊さんたちも足袋一枚で、ここで生活していたかと思うと、信じられない気持ちです。窓も開けてあったため、殊更で、暖房に慣れてしまった私たちは、もうこういった生活は出来ないだろうなとつくづく思いました。

 

ここで、木村拓也さんや綾瀬はるかさん始め、たくさんの俳優さんや裏方の人たちが撮影されていたかと思うと、たまたまの偶然でしたが見に来て良かったなと思いました。

妙心寺は、内部だけでなく、その周辺も撮影によく使われているそうです。

レジェンド&バタフライも、ワンシーン毎に日本各地で撮影しているとか。

私たちは映画館で2時間前後座ってポップコーンなどを食べながら、あーだこうだと言って楽しませてもらっていますが、その裏では、大変な作業が行われていることを改めて知りました。

それにしても、そのワンシーンに合った場所を、日本各地から見つけてくる人は、ある意味すごい才能ですね。そういった人がいなければ、素晴らしい映画は生まれて来ないのだなと思いました。