どんどん保育所を作ったって、保育士さんがいないんですよ。
どんどんにわか保育士さんを増やせたって、質は急に上げられないんですよ。
どんどん保育所が出来て、保育士さんが増えて、質が上げられたって、どんどん子どもたちを預けられたら、やっぱり保育士さんたちは大変で、目が行き届かないところって出てきちゃうんですよ。
お母さんから離された子どもたちは、どうしてもさみしい気持ちになって、荒れてしまうんですよ。そういう年齢だから。
学童は場所に制限があるから、預けられる子が増えれば、それだけ窮屈な思いをするんですよ。
のんびり寝転がったりもできないで、人数が多いと大変だから、怒られることが多くって。目が行き届かないから、ケンカや揉め事、いじめが増えちゃうんですよ。
預けられる場所の数の問題ではないんですよ。本当は。
子育てって、自分が子どもだった時より少しだけ進むくらいが丁度いいんですよ。
進み過ぎたら、対応策が分からくなるんですから。
ゲームでも、スマホでも、急に変わりすぎて、子どもへの対応が上手くいってないじゃないですか。
本当の問題は、預ける場所の問題ではなくて、「お母さん」が無理して働かなくても、ゆったり安心して子どもを育める世の中になっていないことなんじゃないですか?
いつの間にか、「女性活躍」の合言葉に乗せられて、働かなきゃって追い立てられてしまったんですよ。私たちは。
「自分らしく輝く」って言葉に、「自分」を見失ってしまっているんですよ。
大切なのは、子どもを親がみないといけない仕組みじゃなく、、、って、本気で言ってます?ガクトさん。
全てのしわ寄せは、子どもたちにいってしまってるんですよ。
子どもたちは、お父さん、お母さんが良いって言ってるんですよ。
公園や、登下校は、みんなで見守ればいいかもしれませんが、だからって親が見なくてもいいってことではないんですよ。
保育所や学童は、本当に預けなければ生きていけない人が、最優先で、なんとか預けなくても大丈夫な人は、しっかり自分の手で子どもを育てましょうよ。
私達もそうしてもらってきたように、今の子どもたちにも、もう少しゆったりお母さんと過ごす時間が必要なのです。
子どもたちに寄ってしまった しわ寄せは、必ず将来返ってきてしまいます。
子育ては、大変だけど、今だけなんです。
このかけがえのない時間は。
女性を総動員して働かせなければ回らなくなった社会を作ったのは、誰なんでしょうか?
なのに、その張本人が、今度は、子どもを放置したら罰するよって言ってるんです。
おかしいのは、預ける場所の数ではなくて、全てのしわ寄せが子どもにいってしまうような政策を進めてしまったことなんじゃないですか?
こうなるのは、分かりきっていたことなんです。
なのに、それを選んでしまったことなんじゃないですか?問題は。
それに気がつけたら、今からでもできることはあるはずなんです。
少し、戻らないといけないのかもしれません。時代を。
お母さんが、無理して働かないで、安心して子どもの側にいられる生活。
本当に預けなければならない人が預けられる仕組み。
どうしても子どもを少しだけ預けなければならない時、預けられる信頼できる隣人を持つ、自助グループや場所作りを。
でもね、どんなに信頼している人や場所にだって、「万が一」はあるんです。
我が子を守ることができるのは、結局、自分だけなんですよ。
それだけは、忘れてはいけないんです。
大切な我が子を守ること。それって、犠牲ですか?
今回は投げ銭的有料記事とします。
関心をもられた方がいらっしゃったら、お願いします。