きらめき 綴り

療育アドバイザーとして活動しています。日々の心の煌めきを大切にしています。

台風一過な子どもたち(続編)

昨日、台風一過という言葉や現象と、発達障がいや自閉症のお子さんたちの関係について綴りました。

では昨日は手放しで台風一過といえる様な天気だったか?というと雲もあり微妙な感じもしましたが、少なくとも台風が来る前のぐぅーっとのし掛かるような湿気と暑さは14号が持ち去って、スコーンと気温が下がりましたね。

朝、玄関を開けて寒さにびっくりでした。ドラえもんの「どこでもドア」を開けて、どこか北の国に来ちゃった?と思うくらいに。

これだけ気温が変わると、子どもを持つお母さん方は登校前の子どもの服の調整に頭を悩まされたことでしょうね。実際に放課後、うちの教室に来られたお子さんの中には、「今日は上着来てきたよ~♪」と声をかけてくれる人もいました。このお子さんたちは、上手くお母さんの助言を受け入れてスムーズに行動を変えられたようです。自閉症、または自閉症スペクトラムのお子さんの中には、こんな風に臨機応変にTPOに合わせて衣服の調整をするということが苦手な人も多いです。ましてや、昨日のように急激で、ドアを開けて分かったというような場合は特に難しいでしょう。

それはどうしてか?ということについてはまた後日に触れるとして・・・、その後教室にぞくぞくと入室してきたお子さんたちの様子はというと?

「先生、今日はすぐ宿題するわ!」

「みんな集合!」「はい!」

「今は何の時間かな?」「お片付け!」「ピンポ~ン」

あれあれ?なんだかとってもスムーズ。

いつも玄関で荷物を全部出してから宿題を探してそのまま片付けられない子も、誘導に乗ってテキパキ片付けます。

いつもなら集合がかかっても、部屋のあちらこちらで転がって 自分の世界に入って動けない子たちも、もう私の目の前に座っています。

それぞれが、キラキラしたかわいい2つの目をこちらに向けています。

「みなさん、こんにちは」

「こんにちは~♪」

テンポがよく、元気いっぱいの声を揃えてみんなが挨拶することができました。

放課後の数時間、いつも子どもたちの行動パターンを組み換えて、良いルーティンに乗せるために奮闘している先生たちも、「今日はみんなよくがんばってたね~」と嬉しそうです。

台風前の、荒れ荒れのみんなとは明らかに違いがありました。

台風14号が空気中のチリや暑い空気と一緒に、みんなのしんどさも持って行ってくれたみたい。

 

だけど、台風の後ろからまた次の暑い空気がやってくるんでしょうね。子どもたちの「絶好調」も2、3日です(笑)

まあ、それも想定内😊