きらめき 綴り

療育アドバイザーとして活動しています。日々の心の煌めきを大切にしています。

バジルの宝石。

以前から気になるお店に行ってきた。

お店の名前はHoly Holy familiar tree cafe。

前を通る度に覗いていて、なんだか良い雰囲気のお店だ。新しいお店を開拓するのが苦手でなかなか足を踏み出せないところがあるけれど、1度今日は行くぞとなったら面白いものですんなり行ける。

口コミもいいし、HPで見た部屋の中に書かれた木が印象的でテンションUP。

店内は少し東南アジアテイスト?で、控えめに置かれた小物にも丁寧さを感じ、こじんまりとしてかわいいお店だけれど居心地が良い。奥から外に出ると一席のテラス席がある。手入れのされた植物がポットに植えられていて、こんなところにこんな場所があったのかと感心してしまった。

ここはベジタリアンヴィーガンカフェ。最近、大豆のお肉もよく見かけるようになり、しかも美味しい。因みに私はベジタリアンでもヴィーガンでもありません。

少し待つと、綺麗なマダムとマスターが代わる代わるお料理を運んできてくれた。私はこのお店で人気らしいハンバーグをいただいた。大豆のお肉だけれど、食べごたえがあってとても満足できた。

帰りにそこの綺麗なマダムが、「今日は丁度良い時に来られた」と言って、お店に今届いたばかりのバジルを袋にいっぱい、お裾分けして下さった。初めての来店でなんとラッキーな。バジルは好きだし、しかもこんなに大量にと、大喜びでお礼を伝えて帰宅した。

 

せっかくいただいたバジルを、だめにしてはいけないので、幾つかのコップに水を入れ、そこに分けていけておいた。

次の日、晩ごはんを作ろうと、その中の1つのバジルの入ったコップを取ろうと手を伸ばしたとき、何かおかしいことに気づいた。黒い実のような物が周りに無数に落ちている。「なんで?」としばらく呆然。

その黒い実のようなものを観察して気づいた。

青虫がいるな。

これはその青虫のフン。

 

恐る恐る葉を調べていくと・・・。

やっぱりいました、青虫が。

しかし、とても細くて小さくて、そしてとっても綺麗なグリーンをしている。バジルの色そのもので透き通っていて、まるで宝石のよう。こんな綺麗な青虫は初めてみたなぁ。

いったい何の青虫だろう?

そう思いながら、とりあえず飼ってみることにした。また家族が増えてよかったなぁ。

カブトムシのオスとメス、コクワガタを森に返して寂しくなったところに幼虫が19匹いることが分かったのは、この青虫を見つけたあと。

今、我が家は幼虫王国。

 

ところで、この青虫さん。すごい食欲で、すごい勢いでバジルを食べる。日に日に大きくなって、そのスピードに驚愕。何かの記述で、青虫が活動するのは2週間とあるのを見た気がするけど、そうなの?・・・とか考えていた次の日、朝覗いてみると青虫がいない。重なりあった葉をめくっていくと、その隙間からコロンと転がりでたものが。

青虫だけど、昨日までの青虫ではない。

長細かった体が半分くらいに縮まり、お尻が少し黄色くなって硬くなりかけている。

しまった!バジルの葉が足りなかったの?

焦って新しい葉を投入。しばし観察。

少し落ち着いて考えてみた。

もしかして・・・、あれは蛹になろうとしている?

蛹になる疑惑が出てから、落ち着かない日々ですが、日増しに色が茶色に変わり、青虫形態が蝶形態に変化しているので、恐らく間違いなし。

 

ところで、この青虫さんにはもう1つの疑惑が。

それは、蝶になるのではなく、〈蛾〉では?という疑惑。調べて見ると、バジルを好んで食べる青虫は「ベニフキメイガ」。だけど、この蛾の幼虫は体に斑があるみたいなんですよね。でもうちの青虫さんには斑はありませんでした。

ベニフキメイガなのか、フキメイガなのか、それとも別のものなのか、今でもはっきり分かりませんが、それでも上手く孵化してくれるまで、そっと様子を見守ろうと思う。