私には、まだわからないことがある。
校則はなぜあるの?
何のために勉強するの?
なぜあだ名はダメになったの?
なぜ、人をいじめちゃいけないの?
どうして、人を叩いてはいけないの?
もしこんな風に、こどもが聞いてきたら、何と答えますか?
世の中には目に見えないことがたくさんあります。それらの1つ1つを、目を輝かせて聞いてくるこどもたちに、どうやって説明すればいいでしょうか?
発達障がいをもつこどもたちの困難さ、困り感もまた、目には見えません。
どうしてその子だけ、怒られないの?
どうしてその子だけ、ハンデが許されてるの?
大きいのに、どうしてこんなことができないの?
純粋に、自分たちと同じだと思うからこそ聞いてくるこどもたちに、なんと答えますか?
私たち大人は、成長する過程の中で、きっとこれらの答えを学んできているはず。
学校で、友だち同士がケンカしたとき。
苛められている友だちがいたとき。
担任の先生が、クラスの話し合いを開いてみんなで考えてきたはず。
お父さん、お母さんから、教えられてきたはず。
子どもながらに、心を痛め、考えてきたことがあるはず。
ちょっと考えてみれば分かることがあるはず。
よく考えて上手に説明して、こども達の心に直接訴えれば、素直なこども達の心にはすぐ染み込み理解して、真っ直ぐ育ってくれるはず。
なのに、どうして説明してあげないの?
どうして説明しないでルールにしちゃうの?
私にはわからない。
考えてきたことを言語化しよう。
言語化したことを子どもたちに伝えよう。
明日を担う子どもたちに、大人の役割を全うしよう。
逃げずに真っ直ぐ向き合おう。