きらめき 綴り

困難を抱えた子どもたちと、日々格闘しています。その中での心の煌めきを大切にしています。

花嵐の入学式を越えて。

ここ数日で、あんなに満開だった桜が あっという間に葉桜に変わり、何とも言えない寂しい気持ちです。

少しずつ、気候が変わり、亜熱帯になっていき、桜の咲く時期が早まっていったら、その内入学シーズンに桜は咲いていないという時が来るのかもしれません・・・。

 

先週は、私のところに通うお子さんたちの中学校の入学式が行われました。

春の嵐に見舞われて大荒れでしたが、新しい制服に身を包み、期待に胸踊らす新入生の皆さんは、きっと初々しさで眩しく輝いておられたことでしょうね。

 

何度かこのブログに登場している、友情を育んでいた女の子お2人も、この嵐の中、中学に無事入学されました。

元々別の学校に通っていた2人ですが、この春からは、同じ学校に通います。

地域の小学校から支援学校の中等部に入ることになった女の子。内心何を感じているだろうか?と心配していましたが、小学校卒業が間近になり、誰がどこへ行くのかという話題になると、

明るい笑顔で

「私ね、もうすぐ消えるの。ずっとずっと、遠くにいくんだぁ」

と言うようになりました。

なんだか、家出少女のようなセリフで、もし、知らない人が聞いたらギョッとしてしまう内容ですね(笑)

でもこれは彼女なりの精一杯の、

「私ね、もうすぐ卒業して小学校からいなくなるの。少し離れたところにある中学校に行くんだよ~」という説明なのです。

 

小学生の間に、何度かお母さんは支援学校に転校することも検討されましたが、小学生の間は、周りのお子さんたちの刺激をたくさん受け、きっと大きく成長される部分があるだろうから、転校は中学まで待ってみてもいいのでは、ということになっていました。

 

6年になるまで、学校で、本当に仲の良い対等な友だちというものができなかった女の子。

6年生になって初めて、いつも一緒に行動し、髪の毛をきれいに編んでくれたりする、とても仲の良い友だちができたようです。

それまでいつもプンプン怒ってばかりいたのに、ニコニコと表情も柔和になり、態度にも余裕がでて来ました

本来の優しさが前面に出るようになり、それにより、周りのお子さんたちとも上手く関わりがもてるように変化していきました。

 

大変なことも多かったでしょうが、小学校での6年間と、療育の5年間の日々の中で、切磋琢磨したからこそ、社会性が花開き、友だちの気持ちが分かったり、自分の気持ちを言葉にして伝えることが上手になったりと、コミュニケーションが出来るようになったから、その子の良い面を理解してくれる友だちができたのではないでしょうか。

 

学校で仲の良い友だちができ、私のところに通うもう一人の女の子の、5年越しの気持ちにも気付けて、「大親友」と言えるまでになったのは、当然の成り行きだったかもしれません。

これは、6年間、その女の子が がんばったことへのご褒美ですね。

 

この4月から、2人は同じ学校に通います。

2人は、それがとっても嬉しいんだそうです。

支援学校で、これからは自分に合った授業を受けて、もっともっと出来ることが増えるだろうし、友だちもできることでしょう。

今後もこのお2人を応援したいなと思います。

また、新しいドラマが始まります。

 

入学おめでとう✨✨✨