きらめき 綴り

療育アドバイザーとして活動しています。日々の心の煌めきを大切にしています。

育児・子育て

ちびっこ達と新たな出発。

1月から、週に1度、2歳と3、4歳児の親子体操教室の講師をしている。 長年(30数年)続いたその教室の、二人の先生の内のお一人が3月でお辞めになるので、1人講師を探しているけど、どうですか?と声をかけていただいたことがきっかけで。 市の子ども…

きらめき療育論:目を合わせることが苦手なのではないのです。合わせたくないのです。

まるで磁石のS極とS極の様に、目を合わせに行けば行くほど、逆にグリン!と反対方向へ向いてしまう自閉症圏の子どもたちの目。 こんな上手に躱すことができるだろうか???というくらい上手に合いません(笑)。 自閉症圏の子どもたちは、目を合わすのが…

きらめき療育論:全幅の信頼を置ける人が学校には必要なのだ③

「全幅の信頼を置ける人が学校には必要なのだ」の2篇を読まれた方は、これだけのことを身につけるのは難しいと感じられたでしょうか。 しかし、まずは子どもたちが感じている世界を知ることに意味があり、支援の先生、介助の先生、療育施設の指導員、など、…

きらめき療育論:全幅の信頼を置ける人が学校には必要なのだ②

前回の「全幅の信頼を置ける人が学校には必要なのだ」では、 ①全幅の信頼を置ける人とはどういう人か? ②学校がどうして危険地帯なのか? ③どう対処してあげるといいか? について、書きました。 ②では、「不安の強さ」という不登校になりやすい子どもたちの…

きらめき療育論: 全幅の信頼を置ける人が学校には必要なのだ。

全幅の信頼を置ける人が一人学校にいてくれたら、きっと、それだけである一定数の不登校児は学校に行けるようになるだろう。 なぜなら、不適応を起こしている子供にとって、学校は危険地帯としか思えていないからだ。 だけど、たった一人でも全幅の信頼を置…

人生の荒波を乗り越える力、他力本願。〜再掲、感性を研ぎ澄ます。

春の嵐は例年よりも激しく、吹き荒れてサッと去っていきました。 今朝の関西は、何事もなかったかのように穏やかに晴れています。 昨日は目まぐるしく空模様が変わり、晴れたと思ったら雨が降り、また晴れたかと思ったら、雪が降り、の繰り返しで、翻弄され…

きらめき療育論:子どもたちが夢中でボールを追いかけるようになる方法。

その時代によって、流行りのスポーツにも変化があります。 昔は、野球全盛期。一度テレビで試合の放送が始まると、世の中のお父さんたちは画面にかじりつきで応援し白熱していました。そうなると一家に一台しかテレビがない時代(もっと昔は、町内に一台?)…

きらめき療育論:療育の繚乱期。

放課後等デイサービス、児童発達支援事業所が出来てから約11年が過ぎ、重度の心身障がい、自閉症、ダウン症の子供たちが主にお預りとしてレスパイトケアの役割を担いでいたのが、今では発達障がいの子供たちの受け入れへとその間口を広げ、更にこれからは専…

優美な梅の園へ。紫雲山•中山寺〜お礼参り

このところ雨続きでしたが、先週末は土日共によく晴れて、お出かけ日和となりました。 毎年この時期、うかうかしている間に梅の見頃をすっかり逃してしまうことが多いので、今年こそ!と考えていたのですが、息子の引っ越しで忙殺され危うく逃すところでした…

真っ暗闇の向こうにも、必ず光が差している。

人は生きていれば必ず困難にぶつかる。 足掻いても、足掻いても、いっこうに前に進めない時、 何もかも虚しく、孤独で、絶望し、嗚咽する。 障がいを持った子供を抱え、毎日毎日同じことが繰り返される日々。 引きこもりの子供を持ち、将来の姿を思って途方…

只今絶賛引きこもり息子支援中。

このブログでは、度々我が息子についても触れている。 その息子は現在引きこもり4年生。 元々発達障がいを持ち、行き渋りがあるものの中学まではなんとか休まず登校出来、高校は睡眠障がいが出たり欠席する日が出たものの、本人の強い意志で大学への合格を…

娘の巣立ち。

娘が、「生きるってしんどい」と呟くようになった。 そう。生きるってしんどいよね。 鬱だからだ、というけれど、 結構みんな、そう、思ってるんじゃないかな? 娘は1月から就職し正社員になった。 大学生の頃からパニック障害を発症し、、、いや、先に中学…

きらめき療育論:重度自閉症児を持つ母たちの、深い悲しみと懐の深さ。

我が子が外で、わざとではないのだけれど他のお子さんに叩かれたり蹴られたりしたと家に帰ってきて言った時、「憤りを感じない」というお母さんはいらっしゃいますか? 「全く腹が立たない」 「どうでもいい」 という方、いらっしゃいますか? 中には、我が…

きらめき療育論:愛され王子。

世の中には、生まれながらにして人から愛される要素を備えている人がいます。 それは天性であり、羨ましく思っても、真似できることではありません。 容姿が良くても、それだけでは愛されません。 心が美しくても、それが表面に出てこないと、なかなか理解さ…

新しい仕事。〜仕事は扉の向こうからやって来る。

少し前に、「2024年にやりたいこと」というお題があったようですね。 今年ももう始まって4週間が経ちますけれど・・・。 私、実はこれまで、無言実行派でして。 叶うかどうかもわからない夢や希望や展望や野望は胸に仕舞い、誰にも言わないで、黙々と、着々…

巨大な太陽と巨大な木影。

乾いた空気に冷たい風、だけど雲一つない水色の空。 これが冬だ!と言わんばかりの晴天の空だった。 このところ、熊の出現や地震災害と、自然の驚異に身をつまされる想いの日々だけれど、こんな時ほど外に出て、懲りもせず自然の中に身を置こう。 そういう気…

きらめき療育論:災害時の食事問題に備えて。子どもたちの命を守るために。

私は仕事柄、お母さん方から様々なご相談を受けます。 その中で1つ、特に以前から、災害が起こった時にたちまち困ってしまうだろうなと懸念していたものがあります。 それは、食事に関するものです。 食事のお悩みのダントツトップは偏食についてです。 恐…

きらめき療育論:成人の日に考える。子どもたちの高校卒業後に向けて必要な取り組み。

一昨日は成人の日でしたね。 1月10日ではなくなってから、まだ私の中で浸透していない様でうっかりしがちです。 今年、成人になられた方々、 おめでとうございます。 年齢を重ねる毎に、成人の日を迎えるということの重みを感じるようになりました。 今年な…

「きらめき療育論」始めます。

いつもきらめき綴りをお訪ね下さりありがとうございます。 10月より始めましたきらめき綴りの有料化ですが、単発記事、そしてサブスクリプションと、ご購入下さっている方には、心より感謝申し上げます。 これからは、加えて、療育関連のものはもう1つ別…

関西は今日は晴れ。〜親からの贈り物。

3日からぐずついていた空も、次第に好転し、今日はすっきりと晴れやかなお天気になった関西です。 私たち人間も動物として、太陽や月などに大きな影響を受けて生きています。 曇天ならどんよりと、晴れやかな空なら晴れやかに、心も体もリンクして繊細に反…

こんな時ほど心に安寧を。〜「験を担ぐ」私たちだからできること。

今日から仕事始めの方もいらっしゃることでしょう。 心配なことの多かったお正月休みで、ゆっくりお休みになられたか分かりませんが、 心機一転、元気にいってらっしゃいませ。 新しい一年がまた始まります。 日本にとって、海外のクリスマスよりも大切な正…

親孝行のタイミング。清流の流れのように。

帰路へ。 ただ今、朝の5時40分。 鈍行列車6時間ちょいの旅。 帰りは、便の多い方へ帰るので、連結がよく乗り換えが少なく3回。 それだけでもずいぶん楽なはず。 行きの鈍行列車で7時間の旅は、、、。 いやぁ。 疲れました。 荷物がそこそこ重くて。 自分…

海外からの贈り物。

夫が今の会社に転職してから8ヶ月。初めてのクリスマスを迎える。 数日前、ホクホクとした表情で帰宅して、何やら嬉しそうにして、手に持つものを見せてくれた。 それは可愛い小さな四角い箱で、サンタクロースがソリに乗り、夜空に駆け上がる絵が描かれて…

子どもたちは見たまま、聞いたまま。〜言葉の問題を考える。 

学校や、ご家庭で、複数の子どもたちを相手に孤軍奮闘しておられる先生方やお父さん、お母さん。いつもお疲れ様です。 子どもたちは元気いっぱい。毎日色々なことを引き起こしては、私たち大人をてんてこ舞いにしてくれます。 たった一人の子どもと一日過ご…

父の鳥の目、母の虫の目。

今回は、父親と母親の役割の違いについてです。 お父さんとお母さんで、お子さんへの教育方針がぴったり合っていて、いつも相談しあい、お互い、お子さんへの対応で相手の行動に異存はない、というご家庭もおありかもしれません。 うちは、何かと意見が合わ…

「母」という永遠のテーマ。

赤ちゃんは、みんな、お母さんから産まれる。 泣けばお乳がもらえて、また泣けばオムツを替えてくれる。 柔らかくて温かくていい匂いがして、優しい声が聞こえる。 お母さんの体の温かみは、赤ちゃんにとっての全て。 守られているという幸せの記憶。 お母さ…

ジャニーズ問題と同じ轍を踏んでいるゲーム問題。

ジャニーズ問題(旧というべきか)が、にわかに噴出してから、日本には、いろいろな功罪があるもんだなぁ、と今更ながら実感した。 日本の問題の傾向が色濃く出たし、「その時」が来てしまえば、覆すことなど絶対に無い、出来ない、と思うようなことでも、ど…

またまた不思議なお話。

お題「不思議な話」 何の変哲もない日常の中で、そうそう不思議な出来事など起こるはずもない。 そう思っているあなた。 ところが、よーく目を凝らして見渡してさえいれば、ちょっとした「不思議」というのは案外身近に転がっているもの・・・かもしれません…

療育者たちの勉強会。

先日、私の元へ、勤めていた療育施設の指導員の先生たちがやって来た。 先生たちは日々子どもたちへの対応を自分たちで考え、試行錯誤している様子。 私の元で切磋琢磨してきた先生たちは、まだまだ荒削りだけれども、しっかりと療育者としての倫理観や人権…

長年の友達。

先日、友達が遊びに来た。 彼女とは、小、中、高校と同じで部活も同じという数少ない貴重な友達だ。 といっても、中学3年間の内、2年間は私が家庭の事情で隣の学区に引っ越して転校したので空白なのだけれど、また高校で再開し今に至る。 お互いに社会人に…