土曜日は、地域の花火大会の予定でした。
17時まで、とても良い天気に恵まれて、会場周辺も着々と準備が進んでいました。
誰もが心待ちにしていたその時。
暗雲が立ち込めてきて、南の方では雲から水柱が立って(実際は降りて)います。どんどんその柱状のものがこちらに近づいてくるのが見えます。
うそでしょ?
聞いてないよ。
絶対絶命!
避けきれない。
失望です。
凄い量の雨が降っているようです。
その水柱の太さがどんどん広がり、飛び火、いや、飛び水して、少し離れた西側でも別の水柱が立ち始めました。
と、、、。
凄い稲光が真下に突き刺さっています。
全然空中じゃなくて、地面まで到達しているのが遠目でもくっきりはっきり分かります。
夫が雨雲レーダーで、行く末を見たところ、今の雨雲、雷雲は徐々に西に逸れて、代わりに南から別の雨雲がちょうど20時頃こちらに来る予想になっているとのこと。
さあ、どうする?会場の責任者は?と、主催者側の心配などしながら、時計とにらめっこ。
19時になるころには、雨雲レーダー通り、さっきの雨、雷雲は辛うじてこちらに雨を降らさずに、西に西にと逸れていきます。
ただし、凄まじい稲光と雷鳴です。
ずっと、間髪入れずにドカン!ドカン!鳴り続け、地響きがしています。
その凄まじさは、空襲でも受けているかのようで、信じられず呆然としました。
ここまですごい雷は経験したことがありません。この世の終わりかと思うほどでした。
あの方面は西宮やなぁ、、、。どんなことになってるやろう。みんな逃げられてるやろか?と心配になるほどです。
今回は遠ざかったから良かったものの、それでも、自宅は結構階が上なので、空が近くて怖いです。
あまりの凄さに、怖いものみたさの私は、ベランダに出て、何とか稲光が取れないか挑戦することに。時折、稲光がこちらまで手を伸ばして来るので危険ですが、そんな危険は顧みず、何回も取り直します。
稲光って、さすがに光だから、速すぎてシャッターが間に合わないてすね〜。
苦心して、撮ったものがこちら!
ほら!忘れた頃にこっちに来るんですよ。
西に行ったはずなのに、時々また帰ってくるんですよ、すぐ私の頭上まで!ひぃ〜。
そんなことをしている内に、時刻は19時25分。
あと5分で開始だよ?と、周辺を見渡すと、見物客の皆さんは、あの凄まじい雷を見ても全くひるまず。場所を取って動かないようです。何としてでも見たい!という意欲が見てとれます。
19時30分。
開始時刻ギリギリになって、さっきまでの雷が嘘の様に止んだではありませんか!
時折は光っていますが、さっきまでとは比べようもありません。奇跡のようです。
外は涼しくなって、クーラーも必要なくなりました。
何という神様のイタズラか?
めでたく花火大会は最後まで行われました!
直前までの嵐のおかげで、かえってこの花火大会は盛り上がり、皆んな、大喜びだったようです。
20時に来るはずだった雨雲、どこ行ったんだろ?