きらめき 綴り

療育アドバイザーとして活動しています。日々の心の煌めきを大切にしています。

福山祭りの朝。

昨夜から近畿地方はそれまでの18度にもなる高温の暖かい空気から一辺して、暴風警報、注意報を伴う寒気が襲来した。

今朝は夫を会社まで送ることになっていた。

7時から9時。その時間帯はちょうど天気予報も雪マーク。

家を出るとすでに冷たい霙が降り始めていた。

まだ私の車はスタッドレスのタイヤを履いていない。帰りは無事に戻れるだろうか。そんな不安も過ぎりつつ車を出発させた。

7時。まだ明けきらないどんよりとした空。

新居から会社までは幾つもの坂を下る。

家を出てすぐの坂からは視界が開け周囲の山々が見え、晴れていれば素晴らしい朝焼けが広がる。

いつも4時半に早朝バイトにバイクで出かける夫に、その素晴らしい朝焼けを見せてあげたかったが出来ずに残念に思った。

でも、今日は他にも楽しみがあった。

それは福山雅治の歌声を聴くということ。

 

昨日、その早朝バイトに出かけた夫から30 分後に電話が鳴った。

一瞬事故の知らせかと思いびっくりしたが、なんでもバイトの後の本業(会社)に行く為の着替えを忘れたとのことでホッと胸を撫で下ろした。

そんなことならすぐに持っていくよ、とやはりまだ明けない暗い道を出発した。5時だった。

そんな朝早くでもチラホラと車が走っていることに驚いた。

 

車内では大抵Bluetoothで音楽を聴く。何気なくYouTubeをつけると流れてきたのが福山雅治の「スコール」だった。

寝起きの新鮮な聴覚に、福山雅治のあの魅惑の低音ボイスが効いた。

外は走る車がたまに過ぎていくだけだ。ボリュームを上げると、もうそこは福山ワールド。

スコールなんて昔散々聴いた。散々、ということは、それほど良い、ということだけど、久々に聴いたスコールは、格別だった。

あぁ、スマホを替えて、それが前よりも音質が良いものだったので、その効果もあるのかもしれない。

とにかく、往復一人で酔いしれたのだ。

 

だから、今朝も夫と一緒に福山雅治の歌声を聴こうと思った。

会社まで片道1時間の道のり。坂を幾つも下るうち、どんどん日が昇り、雲が晴れ、合間から青空が見え出した。

南の島みたいな半月型をした薄い雲が照らされてキラキラと光り素晴らしく美しい。

もうそこには雪はなかった。

澄み渡った美しい空と光と歌声と胸に刺さる歌詞。

いい歌を作るよね〜。と染み染み思った。

ライブ音源も全く音程に狂いが無い。

ただ普通に歌っただけでも、こんな甘美な声が出てしまう人っているんだな。と改めて思いながら聴く。特に「あ」と「お」がいい。

宮本浩次と同じだな。この人たちはやはり訓練してるんだろうな、なんて。

夫は横で首を振りながら酔いしれている。

頭の芯まで1音1音が響き痺れる。

なんて、贅沢なひと時か。

 

 

会社が近くなり、大通りから高架下の側道を曲がったところで、合流地点がありしばし前が混んでいた為車を停めた。

ふと前の車のナンバープレートを眺める。

福山、、、。

 

まさかの福山ナンバーだった。

 

福山って広島だろうか?

福山ナンバーなど私はこれまで見たことがないよ。

初の出逢いが、なんと朝から福山さんの歌一色の日だなんて!

福山さんの歌を聴きながら福山ナンバーを眺める、、、。

 

こういったことが良くあるんだけど、ちょっと驚き。

夫に「ほら!見て!」と思わず声をかけた。

目を丸くし夫も笑う。

私と一緒になってから、夫も横でこんなシンクロナイズした瞬間に遭遇しているからだ。

 

今日、「福山さんの歌を聴く」というのは予め決まっていたことなの?

なんてね。

しかしそれでも一体そこに何の意味があるの、、、と少し思ってしまう。

 

今日は夫の仕事納めだ。

息子とのこともあり、アメリカにも行き、家を買った。その上、車まで買った(中古だけど)。週5で朝バイトをしてから会社に駆け込み残業して帰る。こんな過酷な1年を無事に駆け抜けてくれた。感謝でしかない。

素晴らしい仕事納めの朝は、そんな夫へのご褒美だったのだろうか。

 

夫を見送り、家まで戻る。その道中も、当然、、、。

 

今日は1日福山(さん)祭りだ!

 

今朝、特に心に染みたのは

「Beautiful  life」

だった。

 


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