きらめき 綴り

療育アドバイザーとして活動しています。日々の心の煌めきを大切にしています。

きらめき療育論:災害時の食事問題に備えて。子どもたちの命を守るために。

私は仕事柄、お母さん方から様々なご相談を受けます。

その中で1つ、特に以前から、災害が起こった時にたちまち困ってしまうだろうなと懸念していたものがあります。

それは、食事に関するものです。

食事のお悩みのダントツトップは偏食についてです。

恐らく今読んでくださっているお母さん方は、「うんうん」と心当たりがおありのことでしょうね。

食事は毎日3度のことですし、お子さんの健康に直結することですからね。お母さんの頭を悩ますのも頷けます。

 

好き嫌いについては以前「こだわり崩し」で一部書いたと思いますので、再掲しておきますね。合わせてお読み下さいませ。

 

kiramekituzuri.hatenablog.jp

 

kiramekituzuri.hatenablog.jp

 

さて、そんな頭の痛い食事の問題ですが、その中でもレアだけど、最近ちらほら増えてきたなあと感じているのが、

温かいご飯しか食べられない」というものです。

就学前の、小さいお子さんに多いお悩みです。

どうして就学前のお子さんに多いのか?

それは、小学校に入学すると、一斉給食が始まるからですね。

なぜ一斉給食が始めるとこのお悩みが減るのか?については最後にご説明しますが、

 

この「温かいご飯しか食べられない」というお悩み、実は私がずっと気になっている問題でして、どうして気になっているかというと、万が一災害が起こってしまうと、たちまち食べるものに困ってしまうことが容易に想像できるからなのです。

好き嫌いがあるだけでもお母さんは毎日の献立に苦労するのに、そのうえかなり温かくないと食べてくれないんです。

もし、災害が起こって、なんでもいいからそこにある食べ物を食べるしかないという緊急事態に、「温めて欲しい」と子どもに泣かれても、どうしてあげることもできないではないですか。大変に困ったことになりますよね。

幼い子どもたちには、なぜ温めることができなくなったのか、なかなか理解できないでしょうから。

だから、できることなら、早めに「温かくなくても食べられる」になっておくほうがいいのです。が、ここで時々、小学校に入っても、引き続き「温かくないと食べられない」子どもたちが出てきているのです。

 

今回は、災害時に子どもの命を守るために、

 

そもそも、なぜ温かいものしか食べられないのか?その原因は?

食べられるようになるためにどうしてゆけばいいのか?

就学までに改善に至っていないときはどうしたらいいのか?

(できれば取っていただきたくない対応があります)

について、書いていきたいと思います。

 

冒頭に書いたように、お悩みの多くを占める食事の問題ですが、

それまでは、小さいお子さんがご飯を食べてくれないと心配で、ご家庭ではなんとか一口でも食べてもらう方法を模索して、きっと「温かいご飯」に行き着いたのではないかと思います。

「温かいご飯しか食べられない」原因は何かというと・・・

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